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執筆者の写真マクマホン洋子

3つ子の魂、いくつまで???

2016-03-15 19:09:35 テーマ:子育て 私は人相手の仕事をさせていただいて40年近く経ちますが、 時々、孤島に逃げ出したくなってしまう衝動にかられることがあります。 人が嫌いとか好きとか、会いたいとか会いたくないとか そんなような感情からではなく、ただただ、 感情の動物である人間というものに対して 切なくなってしまうからです。 最近、子供たちが親を選んだとか、苦労は乗り越えられる人にやってくるとか、 いろいろ言われていますが、正直言って、みんな気休めだと思います。 どんな親でも、自分で選んだのだから、意味があるとか、 苦労は頑張れる人にしかやってこないから、もっと頑張りましょうとか... 言われて、頑張って、もう行き詰まってしまって、 自ら命を落とした人が何人もいるのではないでしょうか? 子供たちが親を選んで生まれて来ようと、来まいと、 親の役目が変わるわけではないでしょう。 乗り越えられるから来た苦労だって、苦労には変わらないです。 真面目な人ほど、苦しみを内に秘めてしまうのですから、周りからの慰めは、 ただただ、本人たちにとって、黙って鞭打たれているようなものです。 一体何が言いたいのかというと、 子供の頃に出来た心の傷は、大きくなればなるほど、消えることなく、 ますます、大きくなっていってしまうということです。 心の傷だけではありません。 環境の中で子供たちは学び、成長していきます。 でも、子供たちは自分で環境を作ることができません。 親が作る環境の中で、親の価値観によって育てられるのです。 親の言動から学び、成長していくのです。 3つ子の魂は、本当に100歳までも続いていくのです。

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