昔々のことです。 私が専門としている応用心理学を通して所属していたある心理学学会での出来事。 出席していた定例会で、「自分を語る」というワークをグループに分かれて行ったのですが、そこに自分を語れない私がいたのです。 何ができるのか? 何をしたいのか? 何をしてきたのか? 何がしたかったのか? そんな話はいくらでもできたのに でも 自分のことは言葉が出てきませんでした。 私は一体、誰? 私は一体、何者? 私は、厳しい母によって、自我を抑えるように育てられました。成長過程の中で、役割と責任ばかりが膨大になって、それ自体がさも自分自身であるかのように信じ込んで生きてきたのです。 「自分を語る」 こんな簡単なことができない私にショックを受けました。 私は一体、誰? 私は一体、何者? 頭の中でグルグル回って、長い間、結論が出ませんでした。精神的にとても辛かったです。 20年ぐらい前のある朝、私はバーバーブリッジを目の前にしたマンションの一室から、空一面が燃えるように真っ赤に染まった日の出を見ました。 そして、涙が溢れ出てきて止まりませんでした。
そう、神様はこの素晴らしい感動を分け隔てなく、全ての人たちに与えてくださっている。それに気づくか気づかないかは、自分次第。
私は、その時から、在るということが素晴らしいことであり、その存在そのものが自分であると感じることができたのです。
「自分を語る」
今なら、堂々と、それは存在そのものであると答えることができます。
コロナは、Beの時代を与えてくれたと思います。これからは、何ができるか?ではなく、自分はどうあるべきか?という自分自身の存在の素晴らしさがわかり、その存在価値をどのように社会に貢献できるようにしていくか?ということが大事になると思います。
もちろん、高度成長期のhaveの時代のhaveも、バブルがはじけた後のdoの時代のdoも大事。でも、その根底に、基盤となるコロナ禍大転換期のbeの時代のbeの存在を忘れてはいけないと思うのです。
よく、無我になろうと耳にします。私は、それは違うと思います。自我を大切に育てなければ、役割も責任も全うすることはできません。
我のままだと我がままになるからよくないだけで、けして我を持つことが悪いことではありません。むしろ、我を持たなければ、自分を生かすことはできないのです。
「あなたの持論でしょ」と言われれば、それまでですが、今もなお引き続き研究をしている、応用心理学、発達心理学、脳の発達と心の成長、女性学、ホルモンと免疫の関係性、意識と自律神経の関係性など科学的に証明されている理論とも、不思議と一致しているのは、偶然ではないでしょう。
【beの時代の生き方改革】
そのためのキーワードが女性です。
女性が男女の特性をわかり、それを生かすことこそ、コロナの時代、beの時代を生き抜くための初めの一歩だと強く感じてます。
11月開講!
第6期 The女性育成プロジェクト
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