一人の尊い命が自らの手によって消えた 愛する奥さんと子供達を残して...
彼の苦しみは、遥か彼方 幼少期の時から始まっていた
厳格な父親と建前だけの母親 金銭的、物質的に 何不自由なく育った彼
でも
心理的、精神的には空っぽだった 彼が欲しかったものは
建前で甘やかされることではなく 有り余る物でもお金でもなく
ただ、心から愛してくれること
親からの無条件の愛
真剣に彼に向き合い 真剣に子育てをし 真剣に生きることを伝える
時には厳しく 愛のムチで 彼を正す
子どもに嫌われたくないからといって 甘い言葉でごまかすのではなく
嫌われるとか好かれるとか そんなことは考えず
ただ、覚悟を持って子どもに接する
そんな親の対応を 彼は求めていたのではないか....
人は言う 成人したら自己責任
いつまでも親の所為にするな いつまで親に甘えるな
でもそれは違う! 全く違う!
『三つ子の魂百まで』
成長段階において家庭環境の中で身につけたものが その人の土台となる
土台の上にどんな家を立てるのかは 自分次第だけれど
その土台は親次第...
いくら自分で頑張って 一生懸命頑丈な家を建てようとしても 土台がもろければ崩れてしまう
何か子どもに問題が起こると とてもいい子だった...とか 親子仲良しだった...とか
よく聞くけれど
子どもの問題は親の問題 子どもが大人になっても親の問題
子どもたちに 楽しい時間を与えてあげるとか 親と仲良しでいられるようにするとか 自分の思い通りに過ごせるようにしてあげるとか
そんな上部のことが重要なのではないし それが親の役目ではない!
子育ては人育て、人間育て 親も人
親が人間としての役割と責任を自覚せずに 子育てなど到底できるわけがない
人間育成の必要性と重要性 これからも私の使命として 伝えていく覚悟が強固になった
命を絶つことで苦しみから解放されたかった彼と 残された奥さんと子どもたちを想い 心からご冥福をお祈りいたします🙏合掌
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