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執筆者の写真マクマホン洋子

性教育は単独で教えるべきではない

今、性教育の重要性が叫ばれている日本

世界から遅れているという観点から欧米社会のやり方をそのまま取り入れるのではなく、日本人の価値観と発想と文化背景を考慮して、なおかつ、心と体と精神の発達段階の中でその年齢にふさわしい形で取り入れていかないといけません。

そうしないと、また別の問題が起こります。

要するに性教育は、人間教育の中に入れるべきことで、単独で行うべきことではないと思います。


それは、体のことを知ったとしても、心の成長が伴わなければ意味がないからです。

人間としての尊厳、女性の特性、男性の特性、人間としてのあり方など。


性教育は道徳的観念を土台として、体の構造、ホルモンの働き、人間としての役割と責任などを、総合的に行うことが必要です。


女性の体の特徴、男性の体の特徴、セックスとは何か、妊娠とは何か、避妊する方法にはどのようなものがあるか、などだけにフォーカスするようでは、欧米社会のように、性教育がセックス教育になってしまいます。 子供達が自分の体を守るために必要な知識は、性教育という観点からではなく、人間教育という観点から、取り組むべきであり、そうでなければ、本末転倒ではないかと思います。


欧米社会から遅れているというコンプレックスから、急ぎ足で欧米社会式の性教育を取り入れるのではなく、まずは道徳的観念から見た人間教育の中に組み込み、日常生活の中で、親がその役割を担うようにすることが一番重要ではないかと思います。


もちろん、定期的に親への指導は必要となると思いますが、子供達に他人が知識として性教育を行うことは、危険のように感じます。

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