【受精から着床、胎児の成長、そして出生】 目に見えない卵子と精子が受精し、約50センチ、約3キロの新生児として出生。この間に胎児は、生きるために休みなく、一生懸命細胞分裂を繰り返し、頑張って成長していきます。そしてそれを支えるのは母体である母親です。 当然、母体にも、別の生命を子宮の中で育てるという大きな負担がかかります。そして、最後に出産という大きな試練を乗り越えて、新しい生命体をこの世に送り出すのです。 よく世間一般の人たちは、妊娠は病気ではないと言います。確かにそうだと思います。病気なら、不治の病を除いて、治療して治すことができます。でも、妊娠は約10ヶ月の間、母体は胎児への溢れる愛情を持って、穏やかに育んでいくのです。でも、それには、環境がとても大事です。 ●父親となるものが、母親として新しい生命をその子宮の中で大切に育てている妻に対して、いかに安心できる環境を作ることができるか? ●社会が、未来を担う新しい生命を育んでいる妊婦たちに、いかに過ごしやすい環境を作ることができるか? ロックダウン中、どうして世界各地で早産が激減したのかを考えることは、とても重要なことであると思います。 【胎児は体と同時に心も胎内で成長している】 私は、『胎内体験が人生の土台を作る』(仮称)で執筆中です。胎児が受精の時の記憶から胎内での成長の記憶、そして、出生の記憶が細胞の一つ一つに刻み込まれ、出生した後は、それらを土台として成長して行くということはすでに科学的にも証明され、さらに研究が進められています。 卵子が精子を選ぶことや、その後の細胞分裂の時にも、受精卵は意思を持ち、積極的に母体からの情報を得ています。 妊婦たちの置かれた環境、妊婦たちの思考、経験、言動全てが、胎児に直接影響を与えているのです。
妊婦自身も周りの人たちも、生まれてくる未来の希望である子供達が心身ともに健全に育つために考えるべき重要なことがあることを忘れてはいけません。 マクマホン洋子
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